実話を元にした「リーダーのあり方」を考える映画 5選 (邦画編)

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我が国の歴史は、先人たちの努力の積み重ねによって作られています。

そしてそこには、困難な状況で奮闘するリーダーたちの姿がありました。

そこから伝わってくるのは、リーダーとしての理想の姿です。

そこでこの記事では、実話を元にした邦画の中から、「リーダーのあり方」を考えるきっかけとなる作品を5つ紹介していきます。

この記事で紹介する作品
  • 「突入せよ! 「あさま山荘」事件」
  • 「Fukushima 50」
  • 「二・二六事件 脱出」
  • 「バルトの楽園」
  • 「劔岳 点の記」
目次

実話を元にした「リーダーのあり方」を考える映画 5選 (邦画編)

「突入せよ! 「あさま山荘」事件」

1972年、日本中の人々をテレビの前に釘付けにした「あさま山荘」事件。

クレーン車に取り付けられた鉄球が山荘を破壊する場面は、視聴者に強烈なインパクトを残しました。

本作は、あさま山荘事件で現場指揮を執った元警察官僚・佐々淳行氏のノンフィクション小説を、警察側の視点を中心に映画化したものです。

警察庁・警視庁と長野県警の対立や、現場の警察官の混乱が存分に描かれており、警察内部のゴタゴタがよく伝わってきます。

現場の指揮を執る佐々警視正(役所広司)は、苦労の絶えない中間管理職のポジションなのですが、リーダーとして上手く立ち回っていきます。

警察庁の人間だからといって上から目線で接したりすることはなく、現場では長野県警の無線を使用するなど、相手のメンツを立てて組織間の調和を図っています。

また、会議室と現場の間を絶え間なく往復し、現場の状況を常に把握するようにしています。

この辺りは、現場を見に来ない長野県警の上層部とは対照的です。

さらに、突入作戦の当日は、厳しい態度を取って現場の空気を引き締め、指揮の主導権を握っていきます。

いつまでも現場に来ない人たちの言うことを聞いていては、事件の解決は出来ないからです。

こうしたリーダーシップは、平常時の仕事でも有用なものです。

組織の中でそれぞれのメンバーの顔を立てつつ目標を達成するにはどうすればよいか、そのヒントが分かってきますね。

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「Fukushima 50」

2011年3月11日の東日本大震災に伴う津波により発生した、福島第一原子力発電所の原子力事故を題材とした作品です。

門田隆将氏の「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を原作に、発電所内に留まって対応業務に従事した約50名の作業員の闘いを映画化したものです。

本作では、福島第一原発の吉田所長(渡辺謙)と、1・2号機の伊崎当直長(佐藤浩市)の、最前線の2人のリーダーの姿が描かれています。

原発事故という国家的な危機に瀕し、東京本社のトップは現場の状況を見ずに的外れな指示を出してきたり、総理大臣はいきなり現地視察に訪れては怒鳴り散らすなど、かえって現場を混乱させる有様です。

そんな組織のトップに対しても現場のリーダーは一歩も引かず、トップの指示に対しても本気の意見をぶつけて、時には現場の判断で対応を行っていきます。

原子炉への海水注入の中止命令に対しては、命令に従うフリをして海水注入を続行するという英断も行っています。

命令違反も覚悟のうえで、現場で働く部下たちを、そして日本という国を守ろうと、必死に戦っていたのです。

このようなリーダーだからこそ、部下たちは自ら付き従うのでしょう。

組織のトップにも臆せず現場の意見を伝えてくれるリーダーなら、部下たちは安心して仕事をすることができます。

本作を見れば、「本当のリーダーとは何か」ということが分かってきます。

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「二・二六事件 脱出」

本作は、2・26事件において岡田首相の救出作戦にあたった元憲兵の体験を映像化したものです。

反乱軍に包囲され官邸に閉じ込められた岡田首相を救出しようとした人々の勇気とリーダーシップを、スリルとサスペンスを交えて描いています。

首相官邸を襲撃した反乱軍は、誤って岡田首相(劇中では岡部首相)の義弟を殺害し、そのことで岡田首相は難を逃れます。

それでも、官邸は反乱軍により包囲されたままで、脱出は絶望的な状況となります。

本来は、軍を動かせる立場にある人間が救出作戦を実行すべきなのですが、憲兵隊や海軍の上層部は、「陸軍を刺激したくない」という事なかれ主義から救出に動こうとはしません。

そこで行われたのが、小坂憲兵曹長(劇中では小宮曹長)による、岡田首相の救出作戦でした。

憲兵と言っても階級は曹長なので、大軍を動かすことはできず、出来ることは限られています。

そこで、首相秘書官と協力し、弔問者に紛れ込ませて首相を脱出させるという作戦を考えます。

小坂曹長は軍を抑えるのは憲兵としての職務と言っており、そのために知恵と勇気を振り絞って首相を救出しようとしたのです。

このように本作では、上層部の優柔不断ぶりと、現場のリーダーの決断力を対比させて描いています。

スパイ映画のような救出劇が実際にあったことに驚くと共に、戦前の日本の現場力の強さを感じさせてくれます。

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「バルトの楽園」

第一次世界大戦中にドイツ人捕虜を収容していた「坂東俘虜収容所」の実話を元にした作品です。

収容所所長を務めた松江豊寿中佐の人道的な計らいで、ドイツ人の捕虜たちが地元民と文化的・技術的な交流を深め、日本で初めて「第九」を演奏するに至ったという奇跡的なエピソードを映像化しています。

本作で松江中佐に扮する松平健さんは、理想的なリーダーの姿を見せてくれます。

その中でも特に印象に残るのは、人に役割を与えることの大切さです。

ドイツ人捕虜の多くは志願兵となった民間人であり、家具職人や時計職人、パン職人など、様々な職業を持っていました。

松江中佐は、彼らに仕事を与え、自分のスキルを活かせる環境を作っていくのです。

こうして捕虜たちは、生きる希望を取り戻していきます。

役割は人を育て、人を変えていくのです。

パン職人だったドイツ人捕虜が、パンをこねるうちに思わず涙を流してしまうというシーンは、職業人なら必ずや心を打たれます。

本作を見れば、人に役割を与えることがリーダーの重要な仕事だということが分かってきますね。

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「劔岳 点の記」

日露戦争後の日本で人類未踏と言われた山、「剱岳」の登頂に挑んだ測量隊の実話を、雄大な自然風景と共に描いた感動ドラマです。

本作では、参謀本部陸地測量部の柴崎芳太郎(浅野忠信)の素晴らしいリーダーシップが描かれています。

明治39年、陸軍は国防の目的から日本各地の山岳測量を続け、日本地図を作り上げていきました。

そして最後に残ったのは、立山連峰の剱岳です。

そこで陸軍は剱岳の登頂を、柴崎へと託しますが、同じ頃に日本山岳会も剱岳の登頂を目指しており、剱岳の登頂は国の威信をかけた競争へと発展していきます。

柴崎の属する陸地測量部の上司は軍人であり、初登頂という功績を上げる事を何よりも重視して、柴崎に対し「早く登れ」と激しい圧力をかけていきます。

それでも柴崎は決して焦ることなく、時間をかけて剱岳の登頂ルートを慎重に見極めていきます。

柴崎の「剱岳に登りたい」という気持ちは、上司に言われたからでも、山岳会との功名争いから生まれたわけではありません。

「そこに生きている人のために地図を作りたい」という、崇高な目的から生まれたものです。

柴崎は、功名心のために部下を犠牲にするようなリーダーではないのです。

劇中で柴崎がこう語っています。

「人がどう評価しようとも、何をしたかではなく、何のためにそれをしたかが大事です。」

こんなリーダーの元で働きたいと思えるセリフですね。

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まとめ

この記事では、実話を元にした邦画の中から、「リーダーのあり方」を考えるきっかけとなる作品を5つ紹介していきました。

今回紹介した作品のリーダーは、「この人の下で働きたい」と思えるリーダーばかりです。

理想のリーダー像を胸に抱いて、日々の仕事にも励んでいきたいですね。

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本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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