アメリカの国民的スポーツである、アメリカンフットボール。
アメリカンフットボールには、適材適所に人材を配置し、強みを生かした組織の戦略を練り、相手チームとの競争に勝っていくという、仕事にも生かせるエッセンスがたくさんあります。
アメリカンフットボールを題材にした映画作品も数多くあり、登場人物たちの姿から、リーダーシップや、ビジネスの駆け引き、決して諦めない心など、多くのことを学ぶことが出来ます。
そこでこの記事では、サラリーマンに刺さるアメフト映画を5本紹介していきます。
- 「ルディ/涙のウィニング・ラン」
- 「ドラフト・デイ」
- 「リプレイスメント」
- 「マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡」
- 「プライド 栄光への絆」
サラリーマンに刺さるスポーツ映画 5選 (アメフト編)
「ルディ/涙のウィニング・ラン」
デヴィット・アンスポー監督が、実在のアメフト選手、ルディ・ルティガーの実体験を映画化したヒューマンドラマです。
経済的事情から鉄工所で働いていた青年ルディが、名門大学のフットボールチームでプレーするという夢に挑む姿を描いています。
ルディは体も小さく、学業成績も低いのですが、名門のノートルダム大学に入学するため、必死の努力を続けていきます。
スポ根要素に加え、学業に励む姿も良く描かれており、何度失敗しても夢に挑み続ける姿には、胸を熱くさせられますね。
彼の夢を支えてくれる人々の優しさも素晴らしいです。
特に、陰ながらルディをサポートしたスタジアム警備員、フォーチュンの言葉が胸に刺さります。
なかなか結果が出ず、自分の存在を周囲に証明できないと弱気になったルディに対して、「証明とは自分自身に対してすることだ」と諭すのです。
人がどう思っているかではなく、自分がどうあるべきが重要だということなんですね。
何かに息詰まっている人には、これ以上なく勇気づけられる言葉です。
情熱を失いかけている人、やりたいことを諦めている人は、本作を見てみることをオススメします。
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「ドラフト・デイ」
アメリカンフットボールの全米プロリーグ・NFLの一大イベントであるドラフト会議を巡るGMたちの駆け引きを描いた作品です。
試合の場面はほとんどなく、ドラフトの1日だけで映画を成立させてしまうところに、アメリカのエンターテイメント業界の凄さを感じますね。
本作の面白さは、NFLのドラフトの面白さに直結しています。
NFLのドラフトの最大の特徴は、指名権もトレードの対象になるということです
NFLのドラフトは、前年度の最下位チームから順番に指名をしていく完全ウェーバー制となっており、32チームに7巡目までの指名権が与えられます。
この際に、例えば、1巡目1位の指名権を、1巡目7位の指名権+α(その他の指名権や選手)とトレードすることも出来るのです。
1巡名1位の指名権を持っているチームは、どうしても取りたい選手がいるという他のチームの事情を見透かして、1巡名1位の指名権と複数の指名権+選手のトレードという過大な要求をしてくることもあります。
さらに、せっかく1巡目1位の指名権を獲得しても、その指名権で獲った選手に欠陥があることもあったりします。
WINーWINだと思ってた取引がWINーLOSEに終わることもあり得るのです。
そこで各チームのGMは、相手に腹の内を探らせないよう、ポーカーフェイスの高度な心理戦を展開していくことになるのです。
この息詰まる心理戦が、極上のビジネスエンターテイメントに仕上がっているのです。
ビジネスにおける交渉の醍醐味が伝わってくるような作品ですね。
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「リプレイスメント」
アメリカンフットボールの世界を舞台に、人生の再起を賭ける男たちの姿を描いたスポーツドラマです。
物語は、プレーオフ出場を目前に控えたフットボールチーム、ワシントン・センティネルズの選手が昇給を訴えストライキに入ったところから始まります。
この緊急事態において、残りの試合に勝利してプレーオフ出場を掴むために、オーナーは代理選手を集めた即席チームを作ることに着手します。
リーダーとして呼ばれたのは、かつて大学フットボールリーグの花形選手でありながら、大一番の試合でミスしてチームを惨敗させたことでフットボールとは縁を切り、現在は港でクルーザーの清掃をしながら暮らしているファルコです。
その他に集められたメンバーも、勘違いして味方にタックルを仕掛ける警察官のベイトマン、試合前にゆで卵を食べ過ぎて吐いてしまう日本人力士のフミコ、刑務所服役中で試合の間だけ出所してくるウィルキンソン、耳の聞こえないブライアンなどなど、個性豊かな面々です。
当然、寄せ集めのメンバーにまとまりなどなく、試合中にも味方同士で揉めるなど、チームはバラバラです。
そのメンバーたちがプレーオフ出場を目指して徐々に絆を深めていくという、スポ根ドラマの王道的な展開が最高に燃えるのです。
実力はありながら落ちこぼれの烙印を押されている選手たちが、勝利を目指してプロの選手に真正面から向かっていく姿は、漫画「コブラ」(寺沢武一)のラグボール編にも通じる熱さがありますね。
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「マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡」
飛行機事故で選手の大半を失ったマーシャル大学のアメフトチームが復活した実話を映画化したヒューマンドラマです。
全米有数の強豪チーム、マーシャル大学のフットボール部は、遠征試合の帰りに乗った飛行機が事故に遭い、選手とコーチ75人が帰らぬ人となり、町は失意のどん底に沈みます。
そんな中、チームを愛し続ける人々の声が、町に新たな希望の光りを灯していくのです。
チーム再生のためにやってきた新コーチ、ジャック・レンゲル(マシュー・マコノヒー)も、人間味あふれる情熱的なリーダーシップを発揮しています。
選手たちを盛り上げるためのペップトーク(やる気のスイッチを入れるショートスピーチ)も見ごたえがあります。
残された選手やチーム関係者も、一体となってチームを蘇らせようとしていきます。
悲しみを抱えながらも、なお前を向いて歩いて行こうとする人々の姿に、心を打たれる作品です。
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「プライド 栄光への絆」
実話を元に、アメフトにかける高校生たちの戦いの軌跡を綴ったスポーツドラマです。
テキサス州のパーミアン高校のアメフトチーム、「パンサーズ」において、アメフトに情熱を注ぐ青年たちや、チーム関係者、彼らをとりまく人間模様を描いています。
本作を見ると、アメフトは地域に根付いたアメリカの文化であることがよく分かります。
優勝候補のチームともなれば、町の期待を一身に背負うことになり、その重圧も並大抵ではありません。
その状況でも、パンサーズのヘッドコーチのゲインズ (ビリー・ボブ・ソーントン)は、時に熱く、時に冷静に、チームを勝利へと導いていきます。
ゲインズは厳しいコーチでありながらも、良いプレイがあれば選手全員の前で褒めたり、モチベーションを高めるペップトークを効果的に使用したりと、職場においても大いに参考になるリーダーシップを発揮しています。
特に、最終戦のハーフタイムで選手に語りかけるシーンは必見です。
これ以上ない熱い言葉に、思わず涙が溢れそうになります。
こんなコーチの元、最高の仲間とプレーできる選手たちも本当に幸せだと思います。
目標を目指してやり切ったという自信は、その後の人生の宝物になりますね。
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まとめ
この記事では、サラリーマンに刺さるアメフト映画を紹介していきました。
今回紹介した作品から、モチベーションを高めるスピーチや、自分との向き合い方、チームビルディングなど、多くのことが学べるようになっています。
日々の仕事にも生かしていきたいですね。
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本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて
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