U-NEXTで視聴できる｜｢高倉健｣主演の感動の名作 5選

日本を代表する俳優の高倉健さんは、数々の名作映画に出演してきました。

高倉健さんが演じた役柄は、不器用ながら自分の信念を貫く硬派なキャラクターが多く、まさに｢男が惚れる男｣と言えます。

その生き様は日本のサラリーマンたちを深く魅了し、｢理想の上司｣のイメージ調査でも常に上位に名を連ねてきました。

特に上司の世代には人気が高く、訃報に接して落ち込んでいた上司も多かったのではないでしょうか。

高倉健さんは、サラリーマンから見ても、とても魅力的な俳優なのです。

そこでこの記事では、U-NEXTで視聴できる(2023年9月現在)高倉健さんの主演作品の中から、感動の名作を5つ紹介していきたいと思います。

｢高倉健｣主演の感動の名作 5選

｢幸福の黄色いハンカチ｣

名匠・山田洋次監督が手がけた、日本映画史に残る名作です。

高倉健さん扮する刑務所帰りのワケあり男と、武田鉄矢さんと桃井かおりさん扮する、失恋で傷ついた2人の若者が北海道を旅するロードムービーです。

若者たちのダメっぷりが巻き起こすトラブルだらけの道中で、刑務所帰りの男の過去が徐々に明らかになり、旅の目的は急展開していきます。

シンプルなストーリーに詰まったそれぞれの人間模様も魅力的であり、ラストに向かって盛り上がっていくサスペンス仕立ての展開もとても見事です。

高倉健さんの情感あふれる演技も素晴らしく、硬派で一途な｢男が惚れる男｣の姿を、情感たっぷりに演じています。

ふとした表情や仕草から、無骨な男の人生が画面を通じて伝わってくるのです。

だからこそ、あのラストシーンがとても感動できるんですね。

とにかく全てがカッコいい、俳優・高倉健の魅力がたっぷりと詰まった作品です。

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｢遙かなる山の呼び声｣

北海道を舞台に、警察に追われる男と、亡夫の残した牧場で暮らす母子の出会いと別れを描いたヒューマンドラマです。

北海道の雄大な自然の美しさと、そこに暮らす人々の姿が丹念に描写された、切なくも心温まる物語となっています。

西部劇の名作｢シェーン｣(1953)の主題曲の邦題、｢遥かなる山の呼び声｣から着想を得て制作された、オマージュとも言える作品であり、作中でも｢シェーン｣を彷彿とさせる数々のシーンが見られます。

物語は、北海道東部に広がる根釧原野で、一人息子の武志を育てつつ牧場を営む民子の元に、高倉健さん扮する一人の男が一晩の宿を求めてやってくるところから始まります。

男は田島と名乗り、自分を雇って欲しいと懇願し、やがてそこから、田島と民子らの心の交流が始まっていきます。

本作でも、高倉健さんの演技が素晴らしく、実直で頼りがいのある田島の人物像が、佇まいだけで存分に伝わってきます。

こんな父親がいたらどれだけ幸せだろうかと、民子や武志が心惹かれていくのがよく分かります。

ラストシーンも感涙必至であり、「幸せの黄色いハンカチ」に引けを取らない名作と言えます。

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｢鉄道員(ぽっぽや)｣

第117回直木賞を受賞した浅田次郎さんの短編小説を映画化した作品であり、第23回日本アカデミー賞の最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞など、主要部門をほぼ独占しています。

本作は、北海道の小さな終着駅で定年を目前に控えた鉄道員が、ある日体験した不思議な出来事を描いたヒューマンドラマです。

高倉健さんと初共演となる大竹しのぶさんや、高倉健さんとも親交の深い小林稔侍さん、本格的な映画出演は初めてとなる志村けんさんなど、脇を固める出演者たちも味わい深い演技でドラマを盛り上げてくれます。

主人公の駅長、佐藤乙松は、寡黙で不器用、それでもまっすぐに生きてきた仕事一筋の人物であり、高倉健さんにはこれ以上ないほどのハマり役ですね。

本作には、鉄道員としてひたむきに生きてきた男の人生がじっくりと描かれており、そこから古き良き日本の美徳を感じ、自分もこんな生き方をしてみたいと強く憧れます。

厳しく美しい雪景色の中、真っ直ぐに仕事に打ち込む高倉健さんの姿は、やはりとてもカッコいいですね。

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｢ホタル｣

主演の高倉健さんに、降旗康男監督、木村大作カメラマンという、｢鉄道員(ぽっぽや)｣の黄金トリオが放つヒューマンドラマです。

特攻隊の基地のあった鹿児島を舞台に、戦中から戦後の激動の時代を生き抜いてきた夫婦の生き様を描いています。

本作も、高倉健さんの演技には見ごたえがあり、心に傷を残しながら戦後日本を支えてきた漁師の姿を哀愁漂う演技で表現しています。

物語の時代設定は平成の世を迎えた1989年であり、特攻隊員の生き残りである主人公の山岡は、自分が生き残ったことを悔いています。

同じころ、妻の知子が余命幾ばくも無いことを医師から告げられます。

そこで山岡はこれまでの人生を振り返り、過去に決着をつけるために、ある行動に出ることになります。

そこから伝わってくるのは、激動の時代を生きてきた夫婦の絆の美しさです。

時代に翻弄されながらも、お互いを思いやり助け合っていく夫婦の姿には、強く心を打たれますね。

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｢駅 STATION｣

高倉健さん扮する北海道警の刑事と3人の女性との宿命的な出会いと別れを、3部構成で描いたヒューマンドラマです。

物語のポイントとなる場面で、駅のある風景が人生の象徴として効果的に使われているのも大きな特徴であり、人の心にある郷愁をこれでもかと誘ってきます。

撮影は名カメラマンの木村大作さんであり、北海道の厳しく美しい景色を背景に、登場人物の生き様を情感たっぷりに描いています。

本作も、高倉健さんの語らずとも伝わる重厚な演技で、過去を背負う男の生き様が画面からも伝わってきます。

刑事という過酷な仕事においても、決して言い訳をすることなく仕事に向き合うストイックな姿勢は、とても魅力的です。

本作もまた、高倉健さんのカッコよさに圧倒される作品ですね。

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まとめ

この記事では、U-NEXTで視聴できる高倉健さん主演の感動の名作を紹介していきました。

今回紹介した作品を見れば、不器用ながらも一途に自分の信念を貫く男の生き様が伝わってきます。

自分もこんな生き方をしてみたいと、強く憧れを抱くことでしょう。